2. 文化プログラムのレガシーとコロナ禍がもたらした影響6一方で、コロナ禍により祝祭感の創出や大会気運の醸成については想定していた成果を十分にあげることができなかった点など、文化プログラムの展開にあたっては様々な課題がありました。広報やアクセシビリティなどが不十分だった点を踏まえ、文化戦略の中で引き続き着実に取り組んでいくことが重要と考えています。都では、リオデジャネイロ大会以降、東京2020大会に向けて、Tokyo Tokyo FESTIVAL(TTF)と銘打って多彩な文化プログラムを展開してきました。2020年から2021年にかけては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言等により人の移動が制限され、大会も1年延期されましたが、その中でもオンラインを活用するなどの工夫を行い、時間や場所の制約を超えて実施しました。トータル5年間で約16万件の大会文化プログラムに、世界中から約3900万人に参加いただきました。〈Tokyo Tokyo FESTIVAL(文化プログラム)のレガシー〉2. 文化プログラムのレガシーとコロナ禍がもたらした影響Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13「東京大壁画」Drill Inc.Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13「東京大壁画」Drill Inc.《まさゆめ》 目 [mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13 撮影:金田幸三《まさゆめ》 目 [mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13 撮影:金田幸三Light and Sound Installation “Coded Field” (2019) ©写真提供:ライゾマティクス
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