東京文化戦略2030
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672東京文化戦略2030策定までの経過○都は、2021年3月、目指す2040年代の東京の姿「ビジョン」と、2030年に向けた「戦略」を示す「『未来の東京』戦略」を策定した。このうち、戦略15「文化・エンターテインメント都市戦略」では、芸術文化・エンターテインメントがあふれる日常を取り戻す仕掛けを打つと銘打っている。ポストコロナを見据え、東京2020大会の文化レガシーを活用しながら、東京の持つソフトパワーの強みを最大限に生かし、再び人々が集って楽しめる東京を実現する仕掛けを打つと謳い、4つのプロジェクト(「リアルとバーチャルのハイブリッドによる芸術文化の創造・発信プロジェクト」、「芸術文化によるウェルビーイング向上プロジェクト」、「芸術文化の担い手サポートプロジェクト」、「アートとエンターテインメントのあふれる日常プロジェクト」)を盛り込んだ。(「『未来の東京』戦略」の策定)○文化振興のための施策を総合的かつ効果的に推進することを目的に、専門的な見地から調査審議するため、「東京都文化振興条例第17条」に基づいた知事の附属機関として、東京芸術文化評議会(以下「評議会」という。)が設置されている。文化戦略については、以下の経過のとおり評議会で審議を行った。(東京芸術文化評議会での審議)時  期経  過2019年7月第28回評議会において、東京2020大会の開催が予定されていた2020年以降をも見据え、中長期的な視点を持って都の文化政策の方向性について議論するため、文化政策部会を設置(文化政策部会は、2020年10月及び12月、2021年3月に実施)2020年1月第29回評議会においては、「芸術文化面における東京の状況」と「求められる方向性」を整理<求められる方向性>・都市力の強化    ・ネットワークの強化    ・参加・体験機会の拡充・テクノロジーの活用 ・社会課題の解決への貢献 ・あらゆる主体との連携第7期第7期

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