東京文化戦略2030
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COLUMN55今後の芸術文化に係る活動を継続したいと考える団体・アーティスト等の割合(「できるだけ継続したい」から「必ずしも継続したいとは思わない」の7段階のうち「できるだけ継続したい」を選択した割合)東京都「新文化戦略に関する都民アンケート」 (2021年9月調査)東京都「令和3(2021)年度政策評価」20.0%36.4%86.6%20.5%ー芸術文化団体・アーティスト等の今後の活動継続意向アーティスト等による東京の制作環境の評価芸術を対象とした寄付をしたことがある・今後したい人の割合芸術を対象としたボランティアをしたことがある・今後したい人の割合Tokyo Contemporary Art Award※12受賞者の海外展覧会への出展数(累計)芸術文化の創作や実演を行う際の東京都の環境(創作・練習場所、発表場所の充実度等)が整っていると考えるアーティスト・従事者の割合 (「充実している」+「どちらかというと充実している」の合計)「芸術文化施設」、「芸術文化団体」、「芸術家・アーティスト」、「芸術文化の事業・イベント」、「その他の芸術文化の対象」のいずれかの対象に「寄付をしたことがある」・「寄付をしたことがないが、今後は寄付をしたい」都民の割合同上の対象にボランティアを「経験したことがある」・「経験したことがないが、今後は経験したい」都民の割合本受賞者が支援終了後に海外展覧会へ出展した数海外における日本人アーティストの活躍 世界の主要な12の音楽コンクールにおける年間の日本人入賞者数をみてみると、2000年代は平均4.9人、2010年以降は平均4.5人となっています。また、世界の主要な10の美術国際展(ビエンナーレやトリエンナーレとよばれる大規模展覧会)における日本人アーティストの招聘数をみてみると、2000年代は展覧会1回あたり平均2.0人、2010年以降は平均1.5人となっており、これまでほぼ横ばいの傾向が続いています。 こうした中、2021年においては、世界3大音楽コンクールであるエリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー)とショパン国際ピアノコンクール(ポーランド)のそれぞれに2人の日本人、計4人が入賞しました。特に、後者のコンクールにおける日本人の2位入賞は50年ぶりの出来事として、快挙であるといえます。 今後の海外における日本人アーティストのますますの活躍が期待されます。指  標概  要出  所2021年度の状況東京都「新文化戦略に関する芸術文化団体・アーティスト等アンケート」 (2022年1月調査)主なKPI3※12「Tokyo Contemporary Art Award」…東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館トーキョーアーツアンドスペースが、海外での活動に意欲をもつ中堅アーティストを対象に2018年                     から実施している現代美術の賞。受賞者は、東京都現代美術館での展覧会実施、海外発信支援等、受賞から複数年にわたり支援を受ける。4戦 略

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