東京文化戦略2030
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37芸術文化の鑑賞には関心があるが、「関心がある展覧会・公演等がなかったから」鑑賞しなかった都民の割合東京都「新文化戦略に関する都民アンケート」 (2021年9月調査)16.5%71.4%※鑑賞は2020年3月~2021年2月の状況※鑑賞は2020年3月~2021年2月の状況2.3%12.4%14.4%関心がある事業がなく 鑑賞していない人の割合芸術文化が人々の創造力を豊かにする力があると考える人の割合オンラインが芸術文化鑑賞の入り口となっていると考えられる人の割合オンライン鑑賞割合アーティストと接する機会芸術文化が「人々の創造力を豊かにさせること」に重要な役割を持つと考える都民の割合特定の芸術文化の分野※の鑑賞に関心はないが、オンラインで1年間これらの分野を鑑賞した都民の割合※美術、音楽(オーケストラ等)、演劇(現代演劇等)、 バレエ・現代舞踊、伝統芸能特定の芸術文化の分野※をオンラインで1年間に鑑賞した都民の割合※上記と同様芸術家・アーティストと直接会話したり・接したりする機会があると考える都民の割合(「しばしばある」+「たまにある」の合計)指  標概  要出  所2021年度の状況主なKPI3COLUMN世界の美術館の潮流 アートとテクノロジーの融合 芸術と科学による表現領域を専門とする代表的な美術館としては、1990年代に開館したオーストリア・リンツ市にあるアルス・エレクトロニカ・センターや、ドイツにあるZKM(カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター)があげられます。 2000年代には、デジタルデータをもとに3Dプリンタなどを活用してものづくりをするデジタルファブリケーション技術の普及により、市民参加型の工房が国際的に広がり、アートやデザインの領域で活用されるようになりました。 2010年代以降には、作品の展示・上演のみならず、創作環境を併設した新たな文化施設が開館しています。例えば、韓国・光州市にある国立アジア文化殿堂(Asia Culture Center)や、中国・上海市のChronus Art Center(CAC)では、メディアテクノロジーを活用した創作環境や研究体制が整備されており、先駆的な作品表現を創作・紹介しています。 文化施設におけるデジタル技術の活用は、芸術文化の領域のみならず、産官学連携によるサービス開発や、情報化社会を学ぶ教育活動としても注目されています。2戦 略

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