東京文化戦略2030
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365. 「戦略」と戦略実行のための「推進プロジェクト」戦略2の考え方と方向性2戦 略2近年は、芸術文化が持っている、人々に豊かな生活をもたらす効果だけでなく、人々に感動や喜びを提供し、創造性を養うという効果に対しても注目が集まっています。芸術文化の効果をより促進するため、都民が鑑賞・参加するだけではなく、自ら創造・発信するなど、主体的に楽しめる機会も充実させます。また、暮らしの中に芸術文化を取り入れるなど、新たな芸術文化の楽しみ方を提供します。さらに、コロナ禍で生まれたデジタルテクノロジーの活用を推進するなど、都民にこれまでと異なる新たな芸術文化の鑑賞・参加機会を提供します。また、企業の経営層や個人事業主、若い世代の芸術文化への関心が高まってきています。東京は世界と比べてアート市場が小さく、まだ拡大の余地があると思われます。企業等と芸術文化の接点を増やすとともに、芸術文化のビジネス分野への活用促進の後押しを行い、経済活動と芸術文化活動との相乗効果を目指していきます。観光分野においても、芸術文化、特にライブなどのエンターテインメントの役割は大きくなっています。国内外の観光客を、東京の先進的で多様な芸術文化やエンターテインメントの力で魅了するため、来訪における満足度の向上につながるプログラムを充実させます。

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