3. 目指す2040年代の東京の姿(将来像)122040年代における東京では、都民の誰もが身近に芸術文化に触れることができるようになっています。芸術文化の鑑賞・体験を通じて人々の想像力が高まり、相手の個性や考え方を大事にすることで、東京2020大会の基本コンセプト「多様性と調和」が社会に浸透しています。多様な価値があふれる社会では、人々がそれぞれの創造性を活かした自由な表現を行っています。挑戦することが歓迎されるとともに、失敗も受け止めてもらえる、やさしさにあふれた社会になっています。芸術文化が都民の心を豊かにし、日々の生活になくてはならないものとなり、社会・経済にとっても良い影響があると認識されています。そのため、都民や企業によるサポートが積極的に行われ、芸術文化に関わる人々や団体が増えています。また、アーティストをはじめとする芸術文化に関わる人々が社会のあらゆる分野で活躍し、公的支援の必要性が理解され、創作環境の整備や先進的な事業が行われています。意欲的な国内外のアーティストや芸術文化関係者など、多様な人々や団体が東京での活動に魅力を感じて集まり、創造活動や交流を行っています。そこで受ける刺激によって、絶えずイノベーションが生み出されています。魅力的な作品が生み出されることで、都民がさらに質の高い作品を楽しめるだけでなく、東京の優れた芸術文化やその独自性が世界に発信されることで、東京の芸術文化都市としての世界的な注目度がさらに高まるという好循環が生まれています。これらのことで、東京が躍動感や期待感にあふれ、都市としての国際的な魅力の向上や成長にもつながっていきます。芸術文化の力で「躍動」と「豊かさ」が両立した社会、「芸術文化で躍動する都市東京」を目指します。3. 目指す2040年代の東京の姿(将来像)
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